全体要約
肥満症は、日本肥満学会の定義でBMIが25以上の肥満と判定され、肥満に起因ないし関連する健康障害を合併している、または合併が予測される場合、あるいは内臓脂肪型肥満である場合に診断されます。
治療は食事療法、運動療法、行動療法が主体であり、十分な効果が得られない場合には薬物療法、高度肥満症の場合には外科療法が導入されることもあります。
減量を必要とする疾患は多く、薬物治療のニーズは高い状況です。近年は「ウゴービ」や「ゼップバウンド」が保険適用下で処方可能となり、経口GLP-1受容体作動薬のような新薬の開発も進んでいます。
本調査は、肥満症患者の受診動機、起因・関連疾患、治療意識と治療実態、治療への不満、薬物治療の評価および今後の薬物治療へのニーズを調査し、今後の治療法の創出や新たな治療薬の開発に資するデータの提供を目的としています。
概要
調査概要・目的
肥満症は、肥満と判定され(日本肥満学会の定義でBMIが25以上)、かつ肥満に起因ないし関連する11の健康障害(2型糖尿病といった耐糖能障害、脂質異常症、高血圧など)の1つ以上を合併している、または合併が予測される場合、あるいは内臓脂肪型肥満である場合に診断されます。
治療は、食事療法、運動療法、行動療法が主体となり、現体重の3%以上の減量を目標とします。また、食事療法や運動療法で十分な効果が得られない場合には薬物療法が、BMIが35以上の高度肥満症の場合には外科療法が導入されることもあります。
肥満症のみならず、2型糖尿病や脂質異常症といった起因・関連疾患においても、治療に減量を必要とするケースが多いため、減量における薬物治療のニーズは高い状況です。2024年2月に「ウゴービ」が、2025年4月には「ゼップバウンド」が保険適用下で処方可能となるなど、近年治療薬の承認が相次いでいます。また、経口GLP-1受容体作動薬のような新薬の開発も進んでいます。
本調査では、肥満症患者における受診動機、合併している起因・関連疾患、治療意識、治療実態、治療への不満等を探りつつ、薬物治療の評価や今後の薬物治療に対するニーズ(経口薬への期待、望ましい使用条件、治療薬の特徴など)を調査します。これにより、今後の治療法の創出や新たな治療薬の開発に資するデータを提供することを目的としています。
主な調査ポイント
- 医療機関を受診したきっかけ(受診動機)
- 肥満に起因ないし関連する疾患の併発状況
- 治療実態(食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法、経過観察の実施状況)
- 治療目標、治療に対する意識、治療アドヒアランス状況
- 治療満足度や不満点
- 現在の薬物治療の評価、今後の薬物治療に対するニーズ
調査方法
方法:インターネットによるアンケート調査
対象:肥満症の治療で現在医療機関を受診している、または肥満症と診断されているが医療機関を受診していない成人の男女 400~500名(予定)
発刊日
2026年4月20日
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目次
【調査項目(イメージ)】
- 1.対象患者プロフィール
- 肥満症と診断された年齢
- 医療機関を受診したきっかけ(動機)
- 肥満に起因ないし関連する疾患(2型糖尿病、脂質異常症、高血圧など)の併発状況
- 最初/現在受診している医療機関と受診頻度(医師の指示頻度/実際の頻度)
- 治療の中断歴とその理由
- 2.治療の実態と評価
- これまで実施したことがある/現在実施している治療内容(食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法、経過観察)
- 治療の遵守状況(アドヒアランス)
- 治療目標と治療に対する意識(治療継続意向や目標達成に対する意向)
- 治療満足度と不満点
- 薬物治療の実施状況や評価
- 3.今後の薬物治療に対するニーズ
- 新薬(新規の投与経路、新規の作用機序)に対する期待、意向、受容性
- 治療薬に求める特徴(重要視すること、費用、剤型等)
