全体要約
調査概要
韓国では、男女ともに化粧品への関心が高く、化粧品の生活必需品化が進むなか、一人当たりの化粧品支出額が高水準にあります。政府主導の支援策やOEM/ODM技術の高度化を背景に、コロナ禍後の市場回復、ファブレスメーカーの増加、化粧品を主力産業とする産業育成が進んでいます。
2025年の韓国国内の化粧品市場は前年比3.9%増の1兆5,030億円で推移しています。スローエイジングやインナービューティへの関心が高まるとともに、OLIVE YOUNGの店舗拡大や低価格ショップの本格参入により、チャネルと価格帯の多様化が進んでいます。2026年は、チャネルの拡大・進展とK-Beautyブームを背景としたインバウンド需要の拡大により、2025年比4.5%増の1兆5,700億円で推移する見込みです。
日本市場の韓国コスメは、韓流ブームのなかでメイクアップを中心に浸透してきました。コロナ禍を機にオンラインでの顧客接点が拡大し、オフライン展開も進展したことで、一過性のブームを超えた継続的なトレンドとして定着が進んでいます。
2025年の日本市場における韓国コスメは前年比23.1%増の1,798億円で、日本の化粧品総市場の6.1%を占めています。成分と肌悩み別のライン展開や日本向け商品によるスキンケアを中心とした拡大、ヘアケアへの注力、ドラッグストアなど生活圏チャネルでの展開が進んでいます。
本資料は、韓国国内の化粧品市場と日本で注目を集める韓国コスメ市場を調査し、韓国編では産業背景・強み、市場規模、キープレーヤー、最新トレンド、今後の市場性を、日本編では変遷、市場規模、市場をリードする韓国コスメブランドを多角的に分析しています。
概要
調査主旨
韓国国内の化粧品市場
韓国では従来から男女ともに化粧品への関心が高く、化粧品産業が活発です。人口規模は日本の約4割である一方、市場規模は5割程度であることから、人口規模に対して市場規模が大きく、一人当たりの化粧品支出額は高水準にあります。同国では美容意識が高く、化粧品の生活必需品化が進んでいることが示唆されます。2019年から政府主導の支援策に注力したことにより、コロナ禍後は早期に回復基調へ移行しました。さらに、OEM/ODM技術の高度化を背景にファブレスメーカーが急増し、化粧品を国の主力産業として位置づけた産業育成が加速しています。
2025年の韓国国内の化粧品市場は、前年比3.9%増の1兆5,030億円で推移しています。近年は、スローエイジングを軸とした美容トレンドが活発になっており、体の表面だけでなく内側からのケアにも関心が高まっています。また、チャネル面では同国を代表するH&BストアOLIVE YOUNGが店舗数を急拡大させているほか、DAISOやemartといった低価格ショップが化粧品市場に本格参入し、チャネルおよび価格帯の多様化が顕著に表れています。今後は、チャネルの拡大や進展に加え、グローバルにおけるK-Beautyブームを背景としたインバウンド需要の拡大が見込まれ、2026年は2025年比4.5%増の1兆5,700億円で推移する見込みです。
日本市場における韓国コスメ市場
日本市場における韓国コスメ市場では、従来、韓流ブームといったトレンドのなかでメイクアップを中心に浸透し、断続的に注目を集めてきました。その後、コロナ禍を機にオンラインでの顧客接点が拡大し、オフライン展開も進展したことで、近年は一過性のブームを超え、継続的なトレンドとして定着が進んでいます。
2025年の日本市場における韓国コスメは前年比23.1%増の1,798億円です。同市場は日本の化粧品総市場の6.1%を占めており、2023年比では2.7pt増と、直近数年で着実に成長領域として存在感を高めています。商品面では、成分と肌悩み別のライン展開や日本消費者ニーズに対応した日本向け商品など、スキンケアを中心とした市場の拡大が特徴です。さらに、近年はスキンケアおよびメイクアップで市場を拡大してきたことを背景に、ヘアケアを次の新たな成長領域として注力する動きがみられます。チャネル面では、従来Qoo10を中心としたオンラインの勢力が強かった一方、近年はドラッグストアといった生活圏チャネルでの展開も目立ち、韓国コスメとしてではなく、一つの化粧品ブランドとして定着しつつあることがうかがえます。
調査対象・分析内容
本資料では、韓国国内の化粧品市場および日本において注目を集める韓国コスメ市場について徹底調査しています。韓国編では、産業背景・強みや市場規模、キープレーヤーの動向、最新トレンドおよび今後の市場性を分析しています。日本編では、これまでの変遷や市場規模に加え、同市場をリードする韓国コスメブランドについて多角的に分析しています。
調査期間
2026年1月~2026年4月
資料体裁
A4判110頁
発刊日
2026年4月24日
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目次
- 調査概要
【調査項目(韓国編)】
- 1.韓国化粧品市場の概況
- 2.韓国における化粧品
- 2-1.韓国における“化粧品”とは
- 2-2.韓国化粧品市場の沿革
- 2-3.近年の動向
- 3.韓国の化粧品市場規模
- 3-1.全体
- 3-2.分野別
- 3-3. 種類別
- 3-4.チャネル別
- 4.主なキープレーヤー
- 4-1.メーカー
- 4-2.ファブレスメーカー
- 4-3.OEM/ODM
- 参考.キープレーヤーのグローバル展開
- 5.韓国国内の消費者実態
- 6.美容トレンド
- 6-1.スローエイジング
- 6-2.インナービューティ
- 7.チャネルトレンド
- 7-1.OLIVE YOUNG
- 7-2.低価格ショップ
- 8.今後の展開
【調査項目(日本編)】
- 1.日本における韓国コスメの変遷
- 2.消費者の意識と実態
- 2-1.韓国コスメの使用率・イメージ
- 2-2.韓国コスメブランドの認知・使用率
- 2-3.韓国スキンケアブランドのアイテム別使用率
- 3.韓国コスメの市場規模
- 3-1.全体
- 3-2.ブランド別
- 3-3.分野別
- 参考:韓国コスメのマーケットポジション
- 3-4.種類別
- 3-5.チャネル別
- 4.韓国コスメの商品分析
- 4-1.スキンケア
- 4-2.メイクアップ
- 4-3.ヘアケア
- 5.韓国コスメのマーケティング戦略
- 5-1. 『Qoo10』の利用実態・販売施策
- 5-2.日本法人設立によるセルフ展開強化
- 5-3.体験価値の創出・コンビニへのチャネル拡大
【個別ブランド編】
- VT cosmetics(VT)
- Anua(The Founders)
- medicube(APR)
- TIRTIR(TIRTIR)
- d‘Alba(d’Alba Global)
- INNISFREE(Innisfree)
- Torriden(Torriden)
- rom&nd(iFamilySC)
- numbuzin(BENOW)
- MISSHA(ABLE C&C)
- ma:nyo(魔女工場)
- UNOVE(Wyatt)
- LANEIGE(AMOREPACIFIC)
- CLIO(CLIO COSMETICS)
- hince(VIVAWAVE)
- AESTURA(AMOREPACIFIC)
- MEDIHEAL(L&P COSMETIC)
- FEMMUE(FEMMUE)
- fwee(BENOW)
- KUNDAL(The Skin Factory)
- Laka(LAKA COSMETICS)
- HERA(AMOREPACIFIC)
- BIOHEAL BOH(CJ OLIVE YOUNG)
- peripera(CLIO COSMETICS)
- LAGOM(Skinmed International)
